鎌を持った男

鎌を持った男

カナダのどっきり番組が好きなのですが、その中でもお気にいりのどっきりは死神のどっきりです。どういうものかとご説明しますと、まず、場所はグローサリーストアですね。ターゲットがレジに来ると、仕掛け人の店員がカウンターの下に何かをとるふりをしてかがみます。で、暇なのでターゲットがレジの後ろを見ますと、そこには店内の様子が映し出されている防犯ビデオの映像があります。ちょうどレジの前が映っていて、ターゲット本人とその後ろにいる男が見えるのですが、後ろにいるのは大きな鎌を持った死神なのです。黒衣のがいこつのあれです。びっくりして振り返ると、後ろには農家の人っぽい、大きな鎌を持ったおじいさんが立っているだけです。もう一度防犯カメラをみると、今度はちゃんとおじいさんがうつっています。なんだ、見間違いか。でもまた見ると死神になっているのです。あの爺さんは死神なのか、いや、それ以上に僕は近いうちに死ぬに違いない・・・。本当は防犯カメラの映像の半分だけを差し替えているんですけどね。しかし大きな鎌がもたらすイメージの強さを思い知りました。

さて、鎌と言えば死神ですけど、普通の人も鎌を使って戦います。基本、農耕具なんですけど、護身のために、あるいは農民の変装したスパイのために、鎌を使った戦い方というのはちゃんとあったのです。

小さい鎌はダガーと同様に使います。死神の大鎌の場合はどうするかと言いますと、刃を使っての斬撃、それから相手の体に引っかけて引きずり倒したりします。ただ、まぁ農耕器具ですから、そんなに使い勝手はよくなかったようですね。素早く反応できないそうなので、好き好んで使うような獲物ではなさそうです。構えは一応ありまして、普通に上段の構え、下段の構え、それから横の構えもありました。横の構えは横から薙ぎ払うように切りつける構えですね。

もしコンビニで後ろに死神が立っていたら。そしてその死神と格闘する羽目になったら。大鎌を奪って横に構え、思いっきり薙ぎ払ってください。なんてそんなことできませんね。いや、しかし鎌って恐ろしいです。命も一緒に刈り取られそう。そして防犯カメラも恐ろしいですね。自分の映っているカメラをあまり見たくなくなってしまいました。

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つるむ男子

以前は見かけなかったような気がするのに、最近頓によく見かけるような気がするものがあります。親子連れ、はもちろんそうですけれどそうではなくて、またアイメイクはクレオパトラばりにばっちりと青いのに、唇は何も塗っていなくて荒れてがさがさしているギャル、というのは個人的にすぎるから外すとして、私が申し上げたいのはあれですよ。つるんでお出かけする男の子、です。

女同士がつるんで出かけるのは、これは昔からよく見かけるものでした。そもそも女というのはどういうわけだかつるみたがる生き物でして、買い物はもちろん、ごはんもトイレも誰かと行きたくてたまらない、一人で行くのなんかやだ、ねぇ、一緒に行かない?みたいな生き物ですから、幼稚園児からお年を召したレディーたちまで二人から多ければちょっとした女子校のクラス旅行かと思える団体様までつるんで行動しています。

ところが最近はそういう風にしている男性をよく見かけるんですね。たとえばおそらく二人とも会社員の男性二人がスーツケースを転がして、明らかにこれからリゾートなのだな、と思われるアロハシャツを着て、はしゃぎながら電車に乗っているのとかを見かけるのですけれど、しかし私が見かける二人組のすべてがすべて、駅で女の子と待ち合わせをしている、とかゲイカップルであるとかいうことはないでしょう。男の子も女の子と同様に同性の友達同士でつるむようになったということです。もしかしてこの現象、もっとずっと前からあったんですかね。

しかも最近私が多いなと思うのはおじ様同士のつるみです。コーヒーショップなんかで見かけます。それもこぎれいな感じの、大概のお客は一人か二人、みたいなお店に限って小さいテーブルに椅子を何脚も寄せ集めて、トレイを自分の膝の上にのせて小さくなりながらコーヒーを飲んでいるおじ様を見かけるのです。かなり浮いているのでとても目につきます。その日はたまたま50代くらいのおじ様四人組に、30代の男二人組に20代の男三人組と男子グループが目立ったので余計印象深く思いました。

男性がつるんではいけないとは申しませんが…。しかしやはり性差というものが色々とあいまいになってきていることの表れでありましょう。